シックデイってご存じですか?
糖尿病患者さんが、治療中に発熱、下痢、嘔吐、食欲不振などのために食事がとれず、血糖値が乱れやすくなった状態をシックデイと呼びます。
シックデイでは、日頃の血糖コントロールが良好でも、著しい高血糖やケトアシドーシスと呼ばれるような危険な状態になることがあります。また通常の食事ができない時に、いつも通り薬を飲んだり注射をしたりすると、低血糖を起こすことがあります。
糖尿病患者さんは、風邪や下痢など日常的にかかることが多い病気でも注意する必要があるのです。
シックデイの時は、水分や食事をできるだけ摂取して、脱水を防ぐことが大切です。絶食はしないようにしましょう。
糖尿病薬を服用している場合は、食事の摂取状況に応じて薬の量の調整が必要となることもあります。またインスリン製剤を使っている方も、決して自己判断で中断せず、医療機関へ相談しましょう。
薬の種類によって対応が異なるので、処方された時に医師や薬剤師の指導を受けておきましょう。
すずらん薬局 薬剤師 友田 沙織
(健康の友2026年2月号)