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糖尿病・内分泌内科について

 

~糖尿病教育入院を中心に~

 

 糖尿病は教育が重要な病気であると言われています。このため、血糖コントロールが悪化した患者様には教育入院をお勧めしています。常時数人から10数人程度の患者様が入院されています。

 

 入院時にHbA1c値(1〜2か月前の血糖変動を示す数値)が10%以上の方が多いのですが、ほとんどの方は入院中に良好な血糖変動に改善されています。適切な熱量計算に基づく糖尿病食を食べて頂くこと、必要に応じてインスリン注射を投与すること、各種血糖降下薬を処方すること、可能な範囲で運動療法を行うことといった糖尿病治療に必要な手段を効果的に行えることが糖尿病教育入院にて可能です。

 

 インスリン注射については「一回打ったら一生打ち続けなければいけない」という認識をお持ちの方が多いのですが、必ずしもそうではありません。お若い方や罹病期間が短い方の場合は、たとえ入院前のHbA1c値が10%以上でも、数日間インスリン注射を行うことにより血糖コントロールが改善することが多いです。退院するころには経口薬だけで糖尿病治療が可能となるわけです。

 

 今後の展望として、HbA1c値はそれほど高くないけど、外来で何度指導しても減量できないメタボの方に、数日間の短期入院を勧めたいと考えています。

 担当医師から入院を勧められている患者様、思い切って入院して生活を変えより良い治療を一緒に見つけましょう!

 

糖尿病・内分泌内科 根本 医師