淀協のご紹介

理事長のメッセージ

 私たち淀協(淀川勤労者厚生協会)・西淀病院は、1947年2月10日、戦後の飢餓、貧困、感染症が蔓延する中、地域の労働組合、市民、進歩的な医療従事者が力を合わせて“自分たちのいのちと健康は自らの手で守ろう”との運動で誕生しました。そして設立から77年を迎えました。また、相川診療所の前身である三島無産者診療所開設から2023年8月10日で92年を迎えました。

 

 現在、西淀病院(218床)を拠点病院に、西淀川区、淀川区、福島区、此花区、吹田市、茨木市で、1介護老人保健施設、11診療所の他、4ホームヘルプステーション、3デイケア、5デイサービス(うち3か所は認知症対応型)、7ケアプランセンター、6訪問看護ステーション、1看護小規模多機能型居宅介護事業、1研究所を運営しています。

 

 私たちの事業所は、“いのちの平等”の理念のもと全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)に属し、民医連綱領のもとで、無差別平等の医療・介護と地域の健康増進、誰もが安心して住み続けられるまちづくりを目指して今日まで来ました。

 

 そして2018年12月10日、あらたに公益財団法人 淀川勤労者厚生協会となりました。公益目的として「無差別・平等の医療と介護」と「地域丸ごと健康づくり」を掲げ、一切の室料差額ベッド代を徴収せず社会福祉法にもとづく無料・低額診療事業の実施や全事業所がWHO(世界保健機関)認証のHPH(地域健康増進支援事業所)施設となって健康増進事業を行っています。

 

 昨今、医療、介護、社会保障費削減という国の流れの中で、医療・介護を受けられない多くの人々を生み出し、悲惨な事態に陥っています。
 長引くコロナ禍の中で、多くの国民が生活不安・健康不安を抱えて暮らしています。
 今こそ、不戦を誓った憲法9条、生存権を謳った憲法25条をすべての国民の基本的人権として持つ日本国憲法を守り、生かす、いのち輝く未来に希望の持てる社会が求められる時はありません。

 

 私たちは、地域の健康友の会の仲間やすべての職員、多くの地域のみなさんと力を合わせ、地域のすべての人たちの健康と平和と人権が尊重させる未来をつくるために努力し続けていきます。

 

 これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

公益財団法人 淀川勤労者厚生協会

理事長 小松 孝充

 

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