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糖尿病と運動療法

 

 「コロナが心配で家にこもっていて、運動不足です。」という患者さんの言葉を診察のたびに聞くようになりました。ついつい食べたり、ストレスも加わり糖尿病の方は血糖コントロールが悪化し不安になっているのではないでしょうか。また、糖尿病でない方も血糖値が高くなっているかもしれません。

 

 運動をすることで血糖を下げるインスリンの効きがよくなり、運動をつづけることで筋肉が増えるとインスリンが効きやすい体になり高血糖が改善します。

 

 日本人糖尿病の研究で身体活動量が多い(毎日30分以上の早歩き)人は少ない人と比べ死亡率が半分になるという報告があり3密をさけ距離をとってのウォーキングや、また座位時間が長いほど糖尿病になりやすく死亡率が高くなるため、なかなか運動に取り組めない方は座位時間をできるだけ短くし、少なくとも30分に1回3分間は軽い運動をすることをお勧めします(日本糖尿病協会HPの動画など参考に)。

 

 またこの際、大掃除をしたり子ども・孫と遊ぶことで身体活動を増やすこともいいでしょう。良好な血糖コントロールを保ち、感染リスクを低下させコロナに負けない体をつくりましょう。

 

日本糖尿病協会

 

運動療法のすすめ

 

内科 村瀬 医師