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転倒などで頭をぶつけた時は要注意!

 

転倒転落防止委員会より2
血の固まりにくくする薬(抗血栓薬)を服用している患者さん・ご家族の方へ

 

 転倒は、誰にでも起こる”ありふれた事故”ですが、実は転倒や転落による死亡者数は交通事故死の約2倍もあるのです。
 特に高齢者は「抗血栓薬」を服用する人が増加しており、そのため、軽い転倒で頭をぶつけただけでも重症化しやすいといわれています。しかし、そもそも抗血栓薬は、脳梗塞等の予防を目的に使用され、きちんと指示どおりに飲み続けることが何より大切です。そこで、日本脳神経外科学会などが中心となり、気をつけるポイントを案内しています。

 

1.頭をぶつけた場合は、医療機関を受診しましょう!抗血栓薬を飲んでいるときは、血が止まりにくくなっています。転んだりして頭をぶつけたときは、少しでもおかしいと思ったら、すぐに受診しましょう。ご家族も、何かいつもと違うと思ったら、すぐに受診をすすめましょう。

 

2.緊急の場合に備えて、自分が飲んでいる抗血栓薬の名前をお薬手帳やカードなどに記録しておきましょう。(抗血栓薬の中には、中和剤がある薬もあります。)健康な毎日を送るためには、自分自身で備えや工夫をしておくことも大切です。
"Think FAST"campaign資料より

 

西淀病院 医療安全管理室
 河瀬 留美


 

転倒しやすさのチェックをご家庭で