転倒しやすさのチェックをご家庭で
大腿骨頸部骨折の90%以上が転倒によって起きており、転倒・骨折は高齢者の寝たきり原因の第3位です。転倒予防は寝たきり予防にきわめて重要です。
病院では、入院時や転倒転落が起こったときなどに、転倒リスク評価を行い、ベッド柵やセンサーの使用など、様々な対策を行っていますが、転倒転落は自宅でも起こります。ご家庭でできる簡易チェックを紹介しますので、自分自身(あるいはご家族)の転倒リスクを評価してみませんか?
①過去1年に転んだことがある:はい(5点)
②背中が丸くなってきた:はい(2点)
③歩く速度が遅くなってきたと思う:はい(2点)
④杖を使っている:はい(2点)
⑤毎日5種類以上の薬を飲んでいる:はい(2点)合計が7点以上は「要注意」です。
鳥羽研二他 日老医誌2005:42:346-352より引用
西淀病院 医療安全管理室
河瀬 留美