淀協のご紹介

理事長のあいさつ

【2025.7.24理事会】

〈理事長挨拶〉

 

 北海道でも38℃を記録するなど異常な高温、熱中症救急搬送が1万人を超える。

 

 参議院議員選挙、自民・公明の与党が参議院でも過半数割れ。一方、排外主義的で多様性を認めない政党が伸長。民医連が掲げる「無差別平等」「人権尊重」に相反する潮流で看過できない。

 

 全日本民医連は「地域住民の医療を受ける権利を保障するために医療機関の維持存続へ支援を求める請願署名」の署名運動を呼び掛けている。来年の診療報酬に向け、国に対して要望する取り組み。このままでは町から医療機関がなくなり、安心して医療が受けられなくなり、住民のいのちと健康が守れない。病院6団体などの医療団体も声明を発表。「治療薬(OTC類似薬)の保険外し反対」とともに取り組もう。

 


 

【2025.6.26理事会】

〈理事長挨拶〉

 

 熱中症の患者さんも増えてきて食中毒の季節でもあり、食事や体調管理に十分注意を。

 6月6日、自民・公明・維新の社会保障制度改革協議は、「2027年4月の新地域医療構想スタートまでに病院病床11万床を削減」する方針に合意した。国民のいのちをないがしろにする病床削減の合意を見直すことを強く求める。

 


【2025.4.24理事会】

〈理事長挨拶〉

 

 新年度がスタート。物価高騰が生活を直撃、米の値段は1年前の2倍にも。消費税の減税・廃止を強く求めたい。

 トランプ米政権は世界各国に関税措置を一方的に押し付け、世界の経済は大混乱。言いなりにならず、理不尽な要求には断固として撤回を求めていくべき。様々な問題がある「大阪・関西万博」が開幕。

 

 医療機関・介護事業所の倒産・休廃業が過去最多を記録。物価高の中、診療報酬・介護報酬がマイナスでは当然の結果。そんな中、「病床数適正化支援事業」と銘打って、病床削減する病院には1床あたり410万円余りの給付金を出すという制度に申請者が殺到。これで5万床の削減を予定しているとのこと、医療崩壊を招くことは明らか。社会保障費の増額、診療報酬・介護報酬の引き上げを早急に求めたい。

 


 

【2023.6.22理事会】

〈理事長挨拶〉

 

 新型コロナウイルス感染症は右肩上がりに増加、西淀病院の感染者入院も増えている。各事業所でクラスターを起こさないように感染対策徹底を。

 

 6月7日、全日本民医連結成70周年。大阪民医連では「大阪民医連70周年史」発行。全日本民医連増田剛会長は「私たちは〝困難あるところに民医連あり〞の構えで歩み、『まず看る、援助する、何とかする』の姿勢を貫いてきた。70周年の喜びを分かち合いさらに前進したい」と呼びかけた。淀協は創立76年同じ姿勢で歩んできた。創立80周年に向けて『80プラン』を実現させていこう。

 

 通常国会が閉会。岸田内閣は、大軍拡法案や任意であるはずのマイナンバーカードを健康保険証と一体化(2024年秋に健康保険証廃止)させる法案を成立させた。国民の生活や健康にとって大きな問題。審議らしい審議も行わず、数の力で押し通し許されない。トラブルは後を絶たず、保険証を廃止すれば混乱が起きることは必至。

 


 

【2023.6.8理事会】

〈理事長挨拶〉

 

 5月8日から新型コロナウイルス感染症は5類に類下げになり、全数把握がされないので新規患者数の動向はリアルタイムに把握できなくなりましたが、外来ではPCR検査で陽性の患者さんはあとを絶ちません。昨年も今の時期は落ち着いていましたが、夏場にかけて増える可能性がありますので、引き続き感染予防対策をお願いします。

 

 5月29日に淀協の管理者会議を行いました。全日本民医連の前会長の藤末先生に「旧優生保護法下における強制不妊手術の問題」について講演をいただきました。その中で、私たちは人としてこの社会の中で、人権に対する意識や考え方にいろいろな制約を受けている。中でも「医療や介護に携わる技術者にとって、個人で優性思想にあらがうことは容易ではない」とありました。「自立した個人を前提とした社会では、包摂され得ない多くの個人が取り残され、多様性や個人の尊厳がすべての人に保障されることもありません」と述べています。

 

 ジェンダーギャップや、性的マイノリティ、障害児者などの人権をめぐる問題について常に学ぶなかで人権感覚を磨くことが大切だと改めて思いました。これからも人権についての学習を行いたいと思います。

 

公益財団法人 淀川勤労者厚生協会

理事長 小松 孝充