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「おせち料理の減塩方法について」

 

 

 今回は、おせち料理の減塩方法について紹介します。そもそも、おせち料理は「主婦を3日間休ませる」目的で作られました。そのため、保存がきくように糖分と塩分が多く使われています。塩分を減らすためには単純に醤油や塩を減らせば良いですが、おせち料理ではなかなかうまくいきません。減塩のポイントは以下の通りです。

 

減塩ポイント① お酢の活用

 

 紅白なますやたたきごぼう等はお酢を活用し、醤油を減らせます。

 

減塩ポイント② 出汁をしっかりとる

 

 鰹節や昆布等で出汁をしっかりとり、醤油や塩の使用量を減らせます。

 

減塩ポイント③ 野菜の摂取を心掛ける

 

 野菜に含まれるカリウムをしっかり摂ることで、体内の塩分(ナトリウム)を出しやすくしてくれます。ただ、腎機能障害がある方は医師もしくは管理栄養士に相談しましょう。

 

 おせちを食べるときは必ず『野菜料理を1つ足す』ということをオススメします。おせち料理を食べるときに1品足す野菜料理は、出来れば煮物などの醤油や塩を使ったものではなく、できるだけ塩分の少ないものをお勧めします。 酢の物やサラダ、蒸し野菜や茹で野菜など、味付けの塩分を控えて作ってみるのはどうでしょうか?また、お雑煮の野菜を増やしてみるのも良いかもしれませんよ。

 

西淀病院食養科・科長 村田 敬也