家族が簡単にできる床ずれ予防
今回は、床ずれ(褥瘡:じょくそう)の予防についてお伝えします。床ずれとは、寝たきりなどで圧迫された皮膚の血流が悪くなり、赤くなったり傷ができたりすることです。
在宅で療養している患者さんの床ずれ発生を予防するためには、リスクのある方を早期に発見し、効率的・効果的な予防ケアを行う必要があります。
2022年に「床ずれ危険度チェック表(下記参照)」が開発されました。8項目のうち4項目以上にチェックが入った場合は、褥瘡が発生するリスクがあると考えられます。このチェック表を用いて点検し、4点以上ある場合は、ケアマネジャーに相談して、予防ケアを行ってもらうようにしましょう。
項 目 | チェック | |
1 | 自分で寝返りがうてない | |
2 | 痩せて、骨張っている | |
3 | 足や腕の関節を伸ばすことができない | |
4 | 食事量(回数)が減った | |
5 | 体が汗で湿っていることがある | |
6 | おむつを常時使用している | |
7 | 足がむくんでいる | |
8 | (ベッドの)ギャッチアップ機能を利用して体を起こしている | |
合 計 | 点 |
西淀病院 4階病棟
皮膚・排泄ケア認定
満田 看護師