お知らせ

新型コロナ対策で熱中症が増える!?

 

 新型コロナの新規感染者は減ってきましたが、みなさんもコロナの不安や恐怖から、外出を控えたりずっとマスクをしたりしていませんか?こういう対策は、熱中症になりやすくするので、注意が必要です。

 

 マスクをしていると、熱が口の中にこもってしまいます。また、口の中が乾燥しないので、「のどがかわいた」という感覚が薄くなり、水分をとらなくなります。マスクは、自分の唾液を外に出さないためのものなので、1.2m以内に他人がいなければ、マスクをする必要はありません。これから本格的に暑くなってきますので、積極的にマスクを外しましょう。

 

 

 熱中症は、暑さに慣れていない時期にたくさん発生します。ですので、外で運動して、暑さに慣れておきましょう。また、高齢者は自宅で熱中症になることが多いのです。特にひとり暮らしの高齢者は、新型コロナ騒ぎで訪れる人も減り、外出も減るととても危険です。

 

 

 友の会の会員のみなさんには、お近くのひとり暮らし高齢者に積極的に声掛けや訪問をしてほしいと思います。こういう地域のつながりが強いほど、健康で長生きできる人が増えるということが、医学的に明らかになってきました。

 

大阪社会医学研究所 中村 医師