お知らせ

第2回このはな食料無料市場(フードバンク)開催報告

フードバンクTOPこのはな

 

 2021年12月26日(日)午後1時~3時、此花区民ホールにて、第2回目の ”このはな食料無料市場 ”(フードバンク)に取り組みました。 7月の第1回目に続き、地域の民医連・友の会・民商・生健会・新婦人・民青で実行委員会を立ち上げて準備を行ってきました。

 

 

 当日は、この冬一番の寒さとなりましたが、 開場前から100人程の行列ができ、子どもを含むと300名以上の参加となり、前回の参加者を上回りました 。 第1回目よりも、子ども連れの方の参加が多く感じたと実行委員からの感想が寄せられ 、生活困窮層が若年化してきているのではないかと感じられました。

 

 当日は朝から多くの ボランティア が集まり、準備を段取り良くすることができました。ボランティアは90名の参加でした。 今回は、社協からの紹介でボランティア参加された方や、地域の繋がりで個人的に参加された方などが多く見られ、支援の輪が広がりました。 また、当日はNHKの取材が入り、報道機関からの関心の高さも伺えました。

 

 前回は区内全戸にチラシを配布しましたが、今回は全戸配布せず、ポスター掲示の協力を各地でお願いしました。力を入れたのは SNSでの発信 で、Facebookのアカウントを実行委員会で作成し、Twitterでも拡散するようにしました。

 

 また、前回に引き続き地元企業のみなさんへの協力なども幅広く呼びかけを行いました。 その結果、多くの募金や食材が寄せられました。此花区社会福祉協議会、地元の運送企業、こども食堂の関係者、 地元商店会、 調剤薬局、 大阪農民連 、パルコープおおさかと個人の方々からご協力をいただきました。当日2万円のカンパを持参してくださったNPO団体もあり、今後の取り組みにつながる貴重な財産となりました。 ボランティア参加、ご協力いただいたすべての皆さんに厚く御礼申し上げます。

 

 相談コーナーでは、6名の方の 医療・介護・ 生活相談に対応しました。 一度外に出られた方が、ボランティアに声を掛けられて引き返し 、相談された例もありました。
 来場者には子ども 連れも多く、20個ほど用意したランドセルのうち、5個が貰われていきました。うれしさのあまり背負って帰る子どもの姿も見られました。


「寒い中、人が集まるのか?」と不安もありましたが、多くの来場者があったことにコロナ禍でますます広がっている貧困に対して行政からの公助の拡充を求める声をあげていく必要があると改めて感じました。

 

 

2022年1月18日
此花区フードバンク実行委員会事務局