無呼吸にご注意
睡眠時無呼吸症候群という病気をご存じでしょうか。寝ているときに息が止まって身体の中の酸素濃度が下がり、血圧上昇や不整脈などを来すことや、日中に眠くなるため運転手の事故にもつながると言われています。
太った方に多いイメージを持ってらっしゃると思いますが、日本とアメリカで有病率は変わらず、あごの形などでやせている人でも以外と多いのです。糖尿病や高血圧、心房細動という不整脈を持っている方は特に有病率が高く、軽症を含めると80%以上の人が無呼吸症候群を持っていることがわかっていますので、そういった基礎疾患がある人は一度調べてみることをおすすめします。病院かのざと診療所で検査ができます。
普段の生活ではアルコールを飲みすぎない、寝るときに横向きに寝る方が無呼吸は減るようです。重症の場合は、鼻マスクをつけて息が止まりそうになったら、空気を送る機械をつけることが治療になります。
淀川勤労者厚生協会 医師 大島 民旗