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簡単発声トレーニング

 

 皆さんこんにちは。長引くコロナ禍で、人と話すなど声を出す機会が減った方も多いのではないでしょうか。声を出すことは、嚥下機能(ものを飲み込む力)を保ち誤嚥性肺炎を予防することにも繋がります。

 

 今回は、簡単にできる発声トレーニングを紹介します。

 

 まず、声を出すために大事なことは呼吸です。マスク生活で呼吸が浅くなりがちですが、腹式呼吸で深い呼吸を心がけてみましょう。下腹部を膨らませるように鼻から息を吸い、お腹の力を緩めて口からゆっくり息を吐きましょう。

 

 次に、先ほどの呼吸に声を乗せるイメージで「あー」と声を出してみましょう。安定して長く伸ばせるように時間を計ってみることもお勧めです。

 

 最後に、口の周りの体操です。まず「パ」「タ」「カ」「ラ」と1音ずつ発音し、続いて「パパパ…」「タタタ…」「パタカラ、パタカラ…」と連続して発音します。口をしっかり動かして発音することがポイントです。

 

 歌を歌うと、発声のトレーニングになるとともに、歌詞を思い出すことで脳が活性化し、ストレス発散などの効果もあります。ぜひお気に入りの歌を歌ってみてください。

 

 

西淀病院 岡本 医師