人生会議しませんか!
年末年始になると、家族が集まって話をしたり、少し立ち止まって人生を振り返ることがあると思います。
人生会議とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取り組みのことです。
医療者は、高齢の定期通院患者さんやそのご家族と接する中で、お正月や誕生日などの機会に、「何歳までどんな風に生きたいですか?どのような最期を迎えたいと思いますか?」など尋ねることがあります。
また、急病のため救急車で来院し、入院する患者さんやそのご家族に対して、「心肺停止になったとき、人工呼吸器装着や心臓マッサージなどの延命治療を希望されますか?」などと尋ねることもあります。
「延命治療は希望しません」とはっきり言う方もいれば、「そんなこと考えたこともありません」と言う方も多いです。
亡くなる瞬間まで、人は生きています。大切な人生をどう生きたいか、元気なうちに、身近な人や医療者と話し合ってみませんか。
西淀病院 内科 湯舟 医師
アドバンス・ケア・プランニング(ACP)