癌は怖くない!
現在、日本人の2人に1人が癌になり、その半分が治療の甲斐なく亡くなる、と言われています。痛い、しんどいなど、症状に気付いた時には既に多くが手遅れ、というのが現実です。
今から50年前には、癌は5%しか助かりませんでした。今は50%が治ります。これは、手術などの治療が進歩したからではなく、治る時期に見つける、つまり早期発見できるように、健康診断を含む検査が、大きく進歩した事によります。
現在の医学の現状では、癌で死なない最善の方法は、癌検診の定期的な受診です。「定期的に」が大切です。
毎年、癌検診を受けて、もし要精査になってもきちんと精密検査を受けたら、あなたが癌で亡くなる可能性は5%以下になります(膵臓癌など検診の無い癌は除く。)
それなのに、今でも、癌が半分しか助からないのは、日本では、癌検診を受ける人が2割程度しかなく、また陽性になっても放置する人が多いからです。
西淀病院では毎日、癌検診を受け付けています。
また、7月からは水曜の午後に、大腸癌を含めた大腸疾患に関する診療を始めました。是非ご利用ください。
外科 北 医師