歩いた方が病気に強くなるよ!
新型コロナウイルスに対し休校より高齢者対策が大事では?という国会質疑に「高齢者は歩かない」とヤジった議員がいました。歩かない人にウイルス対策は不要なの?調べてみました。
風邪ウイルスが鼻や喉から侵入するのを防ぐ「分泌型免疫グロブリンA」の分泌と歩行習慣の関係を調べた研究で、高齢者を1日の歩数で4つのグループに分けると上から2番目(7000歩前後) が最も良かった。歩き過ぎ(体の酷使)は逆効果のようです。
また、脊髄損傷で歩けない人が装置を用い毎日歩いたらNK細胞(癌やウイルス感染細胞を始末する免疫細胞) が増えた。どうやら歩いた方が病気に強くなるようです。
他にも、歩く習慣で血液循環改善や造血促進、造骨促進など色々良いことが。だから歩かない(歩けない)人こそ病気が心配です。
そういう人たちを社会が守らねば!というわけで、私たちの健康と長生きのためには変な国会議員を選ばないことも大事だなと思いました。
内科 仙城 医師
無理をせず、距離を保って