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たかが便秘、されど便秘

 

 今月のテーマはずばり「便秘」のお話です。え?うんちの話?と思う方もいらっしゃると思いますが、便秘は様々な弊害を起こしたり、時には著しく生活の質を落とす原因にもなります。今日は便秘の新常識と今日からできる便秘対策をお伝えしたいと思います。

 

 まず、便秘の診断基準をご存知でしょうか?実は3日に1回便が出ないまたは“いきみ”や“残便感”などの症状が続くと便秘の診断基準を満たします。便秘が続くと腹部膨満感によるQOLの低下や大腸がんのリスクにもつながります。また、最近救急外来を担当したときに便秘が原因で尿閉を来した患者さんにも出会いました。便秘を侮ってはいけませんね。

 

 では、便秘の改善にはどうしたらいいのか?まず、“水分”をしっかり撮ること。最低でも1日2Lを目指してください。そして“繊維質”を多く摂る事。実は白米にはレタスやゴボウの何倍もの食物繊維が含まれています。そして毎日の簡単な運動を続けることです。15分の散歩で構いません。そして最近注目を集めているのは便の“質”です。日本人はタイプ4の便がいきまず出る事が望ましいとされています。次回の外来で便秘の相談をされる方、便の回数だけではなく、どんな便がでているのかも主治医にぜひお伝えしてみてください。

 

ブリストル便形状スケール(BSFS)

日本消化器病学会編:機能性消化管疾患診療ガイドライン 2014-過敏性腸症候群(IBS).東京,南江堂,2014.
Longstreth GF,et al.:Gastroenterology.130:1480,2006


西淀病院 内科医師 北代 紗也