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脂質異常症と食事

 

  血液中のコレステロールや中性脂肪が多すぎる状態を「脂質異常症」といいます。日本では大人の約半分が該当すると言われ(厚労省調査2022)、放っておくと血管が硬くなり、心臓や脳の病気の危険が高まります。

 

 食事は予防の大きな味方です。日本動脈硬化学会は、バターや肉の脂身、揚げ物などに多い「飽和脂肪酸」を控え、青魚やナッツ、オリーブ油などの「不飽和脂肪酸」を取り入れることをすすめています。米国の研究でも、この置き換えで心臓病の危険が約3割減ったと報告されています。

 

 また、野菜・海藻・きのこ類に多い食物繊維は悪玉コレステロールを下げ、甘い飲み物やお酒の飲みすぎは中性脂肪を上げます。

 

 特別な食事療法でなくても、日々の小さな選択の積み重ねで血液は変わります。
 健診で「コレステロールが高い」と言われたら、まずは食生活から見直してみましょう。

 

 

 

西淀病院 内科 東本医師 

 

 

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