
自律神経失調症
10月に入り、季節がやっと秋に移り変わってきましたが、体調はいかがでしょうか?
今回のテーマは「自律神経失調症」です。自律神経とは、心臓の鼓動や呼吸、消化など、私たちの体の機能を調節する神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。交感神経は緊張状態や活動時に優位になり、心拍数を上げたり消化を抑えます。副交感神経は、リラックス状態や休息時に優位になり、心拍数を下げたり消化を促進します。この二つの神経がバランスを取りながら、体全体を円滑に機能させます。
しかし、精神的なストレス、過労、睡眠不足、冷えなどが引き金となり、バランスが崩れ、自律神経失調症を発症することがあります。
・動悸・めまい・耳鳴り
・だるさ・冷え・肩こり
・便秘・下痢・発汗過多
・吐き気などの不調が同時に現れた場合、まずは日常のくらしを見直し、リラックスできるよう心がけましょう。
原因不明の体調不良が続くときは、医師の診察を受けましょう。
もえぎ薬局 薬剤師 佐名川 佐知子
(健康の友2025年10月号)