
骨の健康に欠かせないビタミンD
ビタミンDは、健康な骨を維持するために欠かせないビタミンです。
カルシウムやビタミンDが不足すると、骨から溶け出すカルシウムの増加などにより骨が弱くなり、骨折の危険性が増し、骨粗鬆症の原因の一つになるので注意が必要です。
ビタミンDの摂取は食事からが基本で、多くを含むものは魚類ときのこ類ですが、食事からの摂取だけでは不足気味と言われています。
食事以外でビタミンDを補う方法は、日焼けしない程度の時間日光に当たること。ビタミンDが合成される場所は皮膚であり、合成には紫外線の助けが必要となります。両手の甲くらいの面積が15分間日光に当たる程度、または日陰で30分間過ごす程度が必要です。
これからの季節は紫外線対策も必要になってきますが、手のひらだけでもビタミンDは作られるので、日常的に日光浴を取り入れて、骨の健康に欠かせないビタミンDの十分な摂取と合わせて心がけてください。
あおぞら薬局 薬剤師 生内 千絵
(健康の友2025年3月号)