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喘息治療の吸入薬・吸入器について

 

 薬を直接肺に届けるために、喘息治療では主に「吸入薬」が使われます。吸入薬を吸入するためには「吸入器」を使います。

 

 吸入器は主に3種類のタイプがあります。

 

  1. ガスの圧力で薬剤を噴射するタイプの加圧噴霧式定量吸入器(p MDⅠ)
  2. 粉末の薬剤を自分で吸い込むタイプのドライパウダー定量吸入器(DPⅠ)
  3. ゆっくりと噴霧される吸入液を吸い込むタイプのソフトミスト定量吸入器(SMⅠ)

 の3種類です。

 

 吸入器には様々な種類があり、吸入方法も違います。吸入しづらい状況を改善するための補助器具も存在しています。

 

 吸入薬は正しく吸入することではじめて、本来の効果を発揮します。正しい吸入方法を習得するとともに、自分に合った吸入器と補助器具を使うことがとても重要です。

 

 わからないことや不安に思うことがあれば、医師や薬剤師に相談し、正しい吸入方法や自分に合った吸入器、吸入補助器具を使いましょう。

 

 

あおぞら薬局 薬剤師 吉本 利樹
(健康の友2024年11月号)

 

喘息学習会呼吸器科(のざと診療所)