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薬剤師の一口アドバイス

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冷え性について

 

 冬になると、手先や足先の冷えが気になりませんか。冷えは肩こりや頭痛、便秘や倦怠感、免疫力の低下などといった症状があり、まさに冷えは万病の元です。冷え性対策を行って、冬を元気に乗り切りましょう。

 

 冷えを予防するには、からだを内側から温め、血行をよくし、自律神経をきちんと機能させておくことも大切です。また、まれに貧血や甲状腺疾患などの治療が必要な病気が隠れていることもありますので、症状が重い場合は一度検査を受けることをおすすめします。

 

 しもやけや四肢冷感症に使う処方薬のユベラに含まれるビタミンEには、末梢血管を広げて血液循環を良くする働きがあります。食べ物ではアーモンドやうなぎなどに多く含まれています。また、体温は、40%以上が筋肉から発生すると言われています。ウォーキングやジョギング、ストレッチなどを継続して行うことで、血行を促進し、自律神経の働きを整えましょう。

 

あおぞら薬局 薬剤師 岩本 咲央里
(健康の友2023年3月号)