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薬剤師の一口アドバイス

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梅雨と病気

 

 梅雨は、湿気の高さや気圧の変化から、体調不良や病気の症状の悪化が起こりやすい時期です。中でも、慢性関節リウマチや喘息・アトピー性皮膚炎などは、悪化しやすいと言われています。

 

 慢性関節リウマチの悪化の対策には、まずは規則正しい食生活です。良質のタンパク質やビタミン・ミネラルを積極的に摂取しましょう。また、マッサージ・温水プールでの運動や温泉療法などもおすすめです。

 

 喘息は天候が不安定だったり、ダニが繁殖すると発作を引き起こしやすくなります。部屋はこまめに掃除をし、寝具は週に一度、ゆっくり時間をかけて掃除機をかけましょう。お天気の良い日はなるべく布団を干し、雨の日はふとん乾燥機も効果的です。

 

 また、低気圧の日が続くと自律神経の乱れを起こし、アトピー性皮膚炎が悪化しやすくなります。放っておくと、夏にむけてどんどん悪化しやすくなるため、いつも以上に保湿に心がけて、梅雨をうまく乗り切りましょう。

 

あおぞら薬局 管理薬剤師 藤野 麻美
(健康の友2021年7月号)