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薬剤師の一口アドバイス

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「残薬」とは?

 

 病院で処方された薬で、飲み忘れやご自身の調整などにより、残ってしまった薬のことを「残薬」といいます。

 残薬が増えると、どの薬を飲んだら良いかわからなくなったり、服用しなかったことで症状が改善せず、さらに薬の処方が増えるといった悪循環となることがあります。

 

 残薬の中で、今も服用している薬であれば、何日分残っているか数えて、診察時に医師に残っていることを伝え、その分を減らして処方してもらうようにしましょう。

 自分で数えるのが大変な場合は、薬局に残った薬を持って行くと、薬局から医師に連絡し、減らしてもらうこともできます。

 また、「服用回数が多くて飲み忘れる」、「症状が改善して服用しなかった」など、なぜ残ってしまったのかを伝えることで、より適正な薬剤や用量に変更することもできます。

 

 限られた診察時間で、医師に十分に伝えられないこともあると思います。

 残薬でお困りのことがあれば、ぜひ薬剤師にご相談下さい。

あおぞら薬局 薬剤師 津森 美保
(健康の友2021年2月号)