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「流行性角結膜炎」

 

 流行性角結膜炎は昔から一般に「はやり目」と呼ばれているものです。アデノウイルスによる感染症で、咽頭結膜熱(プール熱)とともにウイルス性結膜炎の代表的な疾患です。通常は8月を中心とした夏期に流行します。

 

 両目に結膜炎の症状(充血、流涙、目やに、まぶたの腫れなど)が強くあらわれますが、咽頭結膜熱のような発熱やのどの痛みはほとんどありません。結膜炎の症状は2~3週間で治まりますが、角膜にまで炎症が及んで、角膜に点状の濁りを生じ、見えにくくなることもあります。この濁りは、数ヶ月から1年にも及ぶことがあります。小児から老人まで幅広い年齢層で発症します。

 

 治療としては炎症を抑える目薬を使用したり、さらに角膜に炎症および混濁がみられるときは、ステロイド含有の目薬を使用することもあります。アデノウイルスは感染力が非常に強いので、手洗い・手指消毒や身の回りの消毒を行い、タオルの共有も避けましょう。