淀協のご紹介

理事長のメッセージ

 2026年7月より、理事長に就任しました。どうぞよろしくお願いします。

 

 淀協(公益財団法人淀川勤労者厚生協会)は、1947年2月10日に西淀病院が、戦後の飢餓、貧困、感染症が蔓延する中、地域の労働組合、市民、進歩的な医療従事者が力を合わせて“自分たちのいのちと健康は自らの手で守ろう”との運動で誕生しました。そして設立から来年には80年を迎えようとしています。また、相川診療所の前身である三島無産者診療所が開設されたのは1931年8月10日で、96年を迎えます。

 

 私たちの事業所は、全日本民主医療機関連合会(全日本民医連)に加盟し、無差別平等の医療と福祉の実現を目指すことを掲げた民医連綱領の実現を目指してきました。

 そうした活動が認められ、2018年から公益財団法人となりました。公益目的は①「無差別・平等」の地域医療・介護と②地域の健康増進及び保健予防活動の推進に資する事業の二つです。いのちの差別があってはならないと一切の室料差額ベッド代を徴収せず社会福祉法にもとづく無料・低額診療事業を活用し、全事業所がWHO(世界保健機関)認証のHPH(ヘルスプロモーティングホスピタル&ヘルスサービス)事業所に加盟し健康増進事業に取り組んでいます。

 

 さらに淀協は2020年と2023年に法人合同を行い、現在西淀病院(218床)を拠点病院に、茨木市、吹田市、淀川区、西淀川区、福島区、此花区の広域にわたり、診療所10、介護老人保健施設1、訪問介護事業所(ヘルパーステーション)、通所リハビリテーション(デイケア)、通所介護(デイサービス)、居宅介護支援事業所(ケアプランセンター)、訪問看護ステーション、看護小規模多機能型居宅介護事業、社会医学研究所を運営しています。

 

 日本国憲法が定めるように人は全て法の下に平等にあるべきです。しかし昨今、医療、介護、社会保障費削減という国の政策が推し進められ、医療・介護事業所の倒産や人の確保の困難さ、さらに住民の生活状況が悪化する中、医療・介護を受けられない多くの人々が生まれています。

 私たちは、目の前の患者さん・利用者さんのいのちと健康を守り、幸福を追求する活動を進めるとともに、決して戦争をさせない、平和を守り国籍や出自によらず、すべての人の人権が保障される社会を目指して、地域の皆様と歩みを進めたいと思います。

 

 そのためにも多くの方から忌憚のない声をお寄せいただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

 

2026年7月

公益財団法人 淀川勤労者厚生協会

理事長 大島民旗