「便と薬の関係」
みなさんは薬を飲んで、便の色が変わったという経験はありませんか?通常の便は黄褐色ですが、便の色は便秘や下痢、食べ物だけでなく薬によっても変化することがあります。例えば、貧血治療用の鉄剤(フェログラデュメット、フェロミヤR)によって黒色に、抗生物質であるセフジニル(セフゾンR)によって赤色に、胃腸薬に入っている制酸剤のアルミニウム塩によって白色になることもあります。このような場合、薬そのものの色が着色したり、薬の代謝物によって変色しているだけなので心配はいりません。他にも、てんかんの薬であるバルプロ酸ナトリウム(デパケンR)を飲むと便に白い糸のようなものが出ることがありますが、薬の膜なのでこれも心配いりません。しかし、血液を固まりにくくするワルファリン(ワーファリンR)やアスピリン(バイアスピリンR)などの副作用により消化管出血をおこし、便が黒くなる場合や病気による着色である可能性もあり、自己判断は危険です。わからないことがあれば、医師・薬剤師に相談するようにしましょう。
各支部の「健康まつり」
各支部の健康まつりの日程が決まりましたので、お知らせします。
◆西淀病院支部・・・・10月10日(のざと診療所内)
◆ひめしん支部・・・・11月21日(よどの里内)
◆千北支部・・・・・・10月17日(千北診療所内)
◆みてじま支部・・・・10月17日(旧御幣島診療所内)
簡単料理で健康に!!
夏バテ・疲労回復に
にんにくの茎と豚肉のキムチ炒め
残暑の続く毎日、夏の疲れがなかなかとれない・・・・ってことありませんか?疲労回復には、たんぱく質をしっかり摂ること。そして、ビタミンB群!!エネルギー代謝に不可欠なのが、ビタミンB1です。ビタミンB群を多く含む食品に豚肉・うなぎ・かき・納豆・ぬかなどがあります。
今回は、ビタミンB1を多く含む豚肉を使った一品の紹介です。ビタミンB1は水に溶けやすく熱に弱いので、アリシンという成分の多い「にんにく」や「にら」と一緒に摂ると腸で吸収されやすくなります。
■作り方
1.にんにくの茎は斜めに切る。
2.豚肉に調味料(A)を混ぜる。
3.キムチ、キャベツをざくざくに切る。
4.ごま油で肉を炒め、キャベツを加えて炒め、にんにくの茎を加えて、油が全体にまわるまで炒める。しょう油を加えて、味がなじむまで炒める。
■付け合せ
・南瓜煮、オクラのかか和え、茄子ぬか漬け
■材料
キャベツ・・・・・2枚
にんにくの茎・・1束
豚もも・・200g→しゃぶしゃぶ用 一口大に切る
調味料(A)
しょう油、酒、片栗粉(各小さじ2杯)
ごま油(小さじ1杯)
ごま油・・・・・・大さじ1杯
しょう油・・・・・少量
白菜キムチ・・100g |
栄養士 掛 久美